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店名 おもちゃのネット販売 株式会社田村栄商店
会社名 株式会社田村栄商店
所在地 〒600-8048
京都府京都市下京区御幸町通松原下ル須浜町667番地
電話番号 075-341-2256
FAX番号 075-341-2257
メールアドレス juchu@tamuraei.co.jp
営業時間 朝9:00~夜17:00
取扱商品 玩具一般(大物玩具・小物玩具)・玩具花火(SFマーク付き)・プラモデル等の卸売り
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明治30年代初め 初代田村栄三郎が現在地にて創業。現代表田村英郎で4代目
昭和24年 株式会社に改組
  京都府玩具商工事業協同組合・京都玩具花火卸協同組合・京都商工会議所 所属

京都玩具花火卸協同組合理事長
当社は、玩具総合卸問屋として営業致しております。
継続的にお取引をお考えの方、大量発注のある方等は、ご遠慮なくご相談頂ければ幸いです。
「ゴム風船の話」
ゴム風船の原料は天然物質です。
あなたも小・中学生の頃、社会の教科書でゴムの木から天然ゴムを採取する人びとの写真を見た覚えがあるはず。そう、ゴム風船はゴムの木から産出する乳状の樹液でつくられています。ゴムの木はもともと南アメリカの熱帯樹林が原産で、現在では熱帯地域の多くの国々で育成されています。
ゴムの木の樹皮につけられた切り口からにじみ出てくる樹液をカップに集めたものが「ラテックス=天然ゴム」です。
土から生まれて土にかえる
ラテックスは日光や水によって分解される100%自然の原料。分解作用は空気に触れたとたんに始まります。酸化による変色が分解過程の最初の兆候です。太陽光線にさらされると分解が始まりますが、自然界の微生物は暗闇の中でも天然ゴムを分解します。研究によると、同じ条件下にる場合、ラテックス製の風船は樫の落葉とほぼ同じ速度で分解するという結果が出ています。 土から生まれて、土にかえるゴム風船。プラスチック、金属、ガラス製品などに比べ、ラテックス製品は人間が生み出した製品の中でも実に稀な、自然環境やさしい製品なのです。
熱帯雨林の保護につながります
近年、地球上のもろい生態バランスを維持するために 熱帯雨林の保護が叫ばれていますが、ゴムの木は熱帯雨林を形成する主要な植物のひとつです。
ゴム風船の原料であるラテックスは樹皮から直接採取するため、ゴムの木を伐採することはありません。つまり、ゴム風船や手術用手袋などの製品がより多く使われれば、それだけゴムの木の経済的価値が上がって、むやみに伐採されることも少なくなるのです。ブラジルの人類学者メアリ・エレナ・アレグレゥティ博士は、ブラジル北部で伐採され、無視され、忘れ去られようとしてきたゴムの木の有効性を人々に理解させ、「自然の持続可能な利用」を産業として確立させた功績により、1992年のWWF(世界自然保護基金)ゴールドメダルを獲得しています。
ゴムの木は現代人と大自然とがうまく共存できることを示す好例。
あなたがゴム風船を手にした時、そのもととなるゴムの木々が、自然の生態によって地球の大気を維持し、生態系を保護していること、そして産業として第三世界の人々の生活を支えていることを思い出してください。
どうなるの?空に飛んでいった風船
風船飛ばしはもちろん、ついうっかり飛ばしてしまったゴム風船の顛末、気になりますね。
研究によれば、こうしたゴム風船のほとんどは上空約8キロまで上昇していきます。風船はそうした高空で7.3倍にまで膨張し、またその高空の気温はマイナス40度まで低下するため凍結し、スパゲッティ状に粉々に分裂して、拡散しながら地上に落ちてくるということがわかっています。私たちが滅多にゴム風船が落ちているところを見たことがない訳も、これでわかりますね。
実際、世界各国で行われているビーチクリーンナップ運動(海辺での清掃活動)の報告でも、回収されるゴミのワーストグループに、ゴム風船の名が挙がったといういう例はありません。時には野生動物がゴム風船の柔らかい断片を食べてしまうこともありますが、実証研究の結果では、飲み込まれた破片は動物自身には何ら害をおよぼさず、最終的に消化器系を通って排出されるということが知られています。
海生動物に害があるって、ホント?
風船の害によって死んでいく海洋性動物についてはこれまで多くの話題がとりあげられてきましたが、これらは事実なのでしょうか?
バルーン業界関係者と報告者による広範な調査の結果、こうした事例が事実として確認されたことはこれまでに1件もありません。米国魚類・野生動物機関のキャッシー・ベックさんが、8年の間に死んだ439頭のセイウチの調査を行った結果わかったことは、死亡したセイウチの体内からもゴム風船は1個も見つからなかったという事実です。
最も多くとりあげられている報告は、米国・ニュージャージー州の海生哺乳動物保護センターで、死亡した海亀の腸の中からゴム風船1個を発見したというもの。これも、同センターの責任者のボブ・シュールコフさんは「海亀の死亡原因がゴム風船にあるとは断定出来きない」と語っています。学術的根拠をもたない報告がマスコミに流れたために、多くの人がゴム風船を誤解することになったのはとても残念。私たちは一日でも早くこの誤解をとかなければとおもっています。

このお話はJAPAN BALLOON FUN CLUB編集・発行のパンフレット「BALLOON STORY」から引用しています。
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